柴田 圭佑 Shibata Keisuke
静岡大学大学院・総合科学技術研究科・工学専攻・修士2年
捨てられる熱を欲しい人へ運ぶサービスDaSCH-Trans
本プロジェクトは、自分が大学の研究室で扱う「蓄熱」という技術を用いた、熱エネルギーが社会で循環して利用されることを実現するものである。
現在の社会はエネルギー資源の枯渇、偏在による不安定な基盤の上に成り立っている。その問題解決のためエネルギー変換効率の向上や新しいエネルギー資源の開発などが日々行われている。その中で熱というエネルギーは「エネルギーの墓場」と称され、利用されることなく大気中に放出し捨てることが当たり前であった。しかしこの捨てられる熱エネルギーの総量は約32兆円に相当し、極めて無駄が大きい状況にある。そこで本プロジェクトでは浜松市周辺で行われる温室メロン農家に、周辺の工場で捨てられる熱をパッケージングして届け売る。これによりこれまで無駄になってきたエネルギーを有効活用し、同時に温室栽培の化石燃料への依存を抑えることが可能となる。
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